芝生の土壌pHを下げる方法
土壌の酸性化が現実的かどうかを検査機関の推奨に基づいて判断し、そのうえで測定・散布・再検査を行い、既存の芝を傷めないようにしてください。
必要なもの
既存芝向けの推奨事項を含む最新の土壌検査結果、指定された製品、芝生の測定値、はかり、適合するスプレッダー、ほうき、ラベルが定める保護具。
ステップバイステップ
- 代表的なサンプルを採取します。 検査機関が指定するサンプリング深さに従い、性質の異なる土壌区画は分けて採取してください。芝の種類、すでに芝生が定着していること、直近の石灰や施肥の履歴を検査機関に伝えます。目標pH、製品の推奨、散布量の上限、再検査の時期を依頼してください。
- 硫黄を購入する前に実現可能性を確認します。 単体硫黄は土壌中の微生物の働きで作用するため、効果が現れるのに時間がかかります。炭酸塩を多く含む土壌では、pHの変化に強く抵抗することがあります。植え付け前の裸地に混和することを想定した推奨量を、既存の芝生にそのまま同じ割合で散布してはいけません。
- 製品と単位を確認します。 単体硫黄、硫酸塩肥料、鉄剤は、互いに代用できるものではありません。検査結果が単体硫黄で示されているのに製品の表示が製品重量の場合は、濃度の換算を検査機関に確認してください。お酢やバッテリー液、家庭菜園向けの硫酸アルミニウムの配合を自己判断で代用しないでください。
- 散布計画を書き出します。 製品と検査機関の助言のうち、既存芝への上限量として低い方の値を年間上限とともに使用してください。推奨される合計量がそれより多い場合は、分割散布のスケジュールを確認してください。単純に週ごとに均等分割するだけでは不十分です。
- 今回の散布量を計算し計量します。 製品の重量 = 推奨散布量 × 芝生の面積。たとえば、1 m² あたり製品10 gという指示(仮の例)で50 m²の場合、500 gが必要です。この計算例は硫黄の推奨量ではありません。推奨合計量と、今日散布してよい量の両方をメモしておいてください。
- 適切な条件下で均一に散布します。 季節、芝生のストレス状態、湿り気について、製品とアドバイザーの指示に従ってください。測定した範囲でスプレッダーを校正し、山盛りや重複散布を避けます。2方向に分けて散布する場合は、それぞれの回で今日の計画量の半分を散布してください。舗装に落ちた資材は掃き取ってください。
- 指示どおりにのみ水やりをし、作業を記録します。 製品名、硫黄濃度、面積、重量、日付を記録します。アドバイザーが計画に含めていない限り、石灰やその他の酸性化資材を続けて散布しないでください。
数か月待ってから再検査する
変化には数か月かかると考えてください。低温や乾燥した土壌では変化はさらに遅くなります。同等のサンプリング方法を用いて、検査機関の助言する間隔で再検査を行ってください。家庭用の簡易測定器で素早く数値が出たからといって、それを追加散布の理由にはしないでください。芝が焼けた場合や目標に達した場合は、それ以上の散布を中止し、結果の確認を検査機関に依頼してください。
よくある質問
どの芝生にも同じ硫黄の散布量を使ってよいですか?
いいえ、使えません。土壌の緩衝能、芝の種類、製品の濃度、また資材を裸地に混和するかどうかによって、推奨量は変わります。
pHを下げることが現実的でない場合はどうすればよいですか?
既存の土壌に合わせた養分管理計画を相談し、必要に応じて排水性や土壌の締固めを改善したうえで、その土地に適した芝の種類を検討してください。